資産運用を始めたいんですが、
おすすめの証券会社はありますか?
ネット証券であれば、SBI証券がおすすめです。
おすすめする理由もお伝えしますね。
資産運用を始めるにあたり、良識のある人々が口をそろえて言うのが「銀行には行くな」です。
では、資産運用で口座開設をするにはどうすればよいか?
答えは、ネット証券での取引です。
しかし、一言でネット証券と言っても、各会社の特徴があり、選択肢はさまざまです。
そこで、今回は私も日頃お世話になっている、おすすめのSBI証券をご紹介します。
以下では、SBI証券のメリットやデメリット、おすすめの使い方などを詳しく紹介します。
SBI証券のメリット
SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社
SBI証券はネット証券でもトップクラスの実績
まずはSBI証券を利用するメリットを解説していきます。
他のネット証券と比べて手数料が安い
SBI証券の手数料は、スタンダードプランとアクティブプランの2種類があります。
どちらも証券会社では格安の手数料で取引することができます。
- スタンダードプラン:1注文ごとに決まる手数料
- アクティブプラン:1日の約定代金で決まる手数料
以下は、3つの主なネット証券各社のスタンダードプランとアクティブプランを比較した表です。
1注文の金額 | SBI証券 スタンダードプラン | 楽天証券 超割コース | マネックス証券 成行注文 |
---|---|---|---|
5万円 | 50円(税込55円) | 50円(税込55円) | 90円(税込99円) |
10万円 | 90円(税込99円) | 90円(税込99円) | 90円(税込99円) |
20万円 | 105円(税込115円) | 105円(税込115円) | 180円(税込198円) |
50万円 | 250円(税込275円) | 250円(税込275円) | 450円(税込495円) |
100万円 | 487円(税込535円) | 487円(税込535円) | 1,000円(税込1,100円) |
1日の約定合計金額 | SBI証券 アクティブプラン | 楽天証券 いちにち定額コース | マネックス証券 1日定額手数料 |
---|---|---|---|
100万円まで | 0円 | 0円 | 550円(税込) |
300万円まで | 1,718円(税込) | 3,300円(税込) | 2750円(税込) |
大手ネット証券各社と比較し、SBI証券の手数料は低い水準だということが分かります。
夜間取引が可能
SBI証券では、PTS取引があるため夜間でも取引を行うことができます。
(※信用取引は9時~11時30分・12時30分~15時)
PTS取引とは、通常の株式投資が行われる取引市場とは別に設けられた、私設取引所で行われる取引のことです。
昼間は仕事で忙しいという会社員の方も、PTS取引によって仕事終わりでも取引を行うことができます。
IPO取扱銘柄数はトップクラス
SBI証券はIPOの取扱銘柄数が業界トップクラスです。
IPO投資を中心に取り組みたい場合は、口座開設をしておいて損はありません。
以下は、ネット証券のIPO取扱銘柄数の比較表(2020年)になります。
会社名 | 引受者数 |
---|---|
SBI証券 | 86社 |
SMBC日興証券 | 62社 |
みずほ証券 | 61社 |
マネックス証券 | 48社 |
大和証券 | 45社 |
※集計対象は新規上場企業の国内引受分
取扱銘柄数が多いということは、その分当選するチャンスも高い傾向にあるということです。
また、万が一抽選に外れてしまった場合も「IPOチャレンジポイント」という仕組みがあります。
IPOチャレンジとは、ブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが加算されるSBI証券独自の仕組みとなります。
この仕組みにより、次回の抽選で当選する確率を上げることも可能です。
株取引や投資信託の保有に合わせてTポイントが貯まる
SBI証券では「Tポイントサービス」があります。
株の取引ごとにTポイントをお得に貯めることができます。
そして、投資信託保有額に応じて毎月Tポイントが貯まります。
取引で貯めたTポイントは、コンビニや書店など幅広い場所で利用することが可能です。
また、投資信託の買付にTポイントを利用することもできます。
1ポイント1円として、最低100円から買い付け可能です。
取引で貯めたポイントで投資信託を買付し、お得に分散投資をすることができます。
ただし、Tポイントで買付可能なのは投資信託のみです。
Tポイントで株式に投資したい場合は、SBIネオモバイル証券のネオモバを利用しましょう。
今すぐ始めたいようなメリットばかりですね!
逆にデメリットは無いんですか?
もちろん、デメリットもあります。
これからデメリットについて説明しますね。
SBI証券のデメリット
以下ではSBI証券のデメリットを紹介します。口座を開設する前に押さえておきましょう。
ネット上で取引
SBI証券はネット証券のため、実店舗が存在しません。
そのため、すべての手続きをネット上で完結しなければならず、手続き方法がよく分からない場合にも自ら考えて調べるといった作業が増える可能性もあります。
店舗があれば、担当者がついて投資のことや運用のアドバイスなどを貰うことができます。
投資や資産運用が初めてで、しっかりとしたサポートが欲しい方には、不安を感じられるかも知れません。
セキュリティ面が不安
SBI証券を含むネット証券各社では、暗号化通信やセキュリティソフトが導入されています。
個人情報漏洩やハッキング等への対策が行われていますが、100%安全かといえばそうではありません。
また、自身のIDやパスワードを管理しなければならず、不正ログインの被害に遭う可能性もあります。
そのため、自分でパスワード等の管理をすることに自信がなかったり、設定画面上でセキュリティ設定を操作する自信がなかったりする方は、ネット証券自体が不向きと言えます。
サイトのメンテナンスが多い
SBI証券では、大きな相場変動などがあった場合にシステム障害が起こり取引ができなくなることやサービスにアクセスできなくなることもあります。
また、システム障害が起こると、ログインしづらくなり一部の機能停止あります。
コロナショックでは、米国市場の相場状況から、外国株式サイトへのアクセス集中や米国株式の約定件数の急激な増加がありました。
よって、外国株式サイトやスマホサイトにおいてログインしづらい事象や、夜間の時間帯においてウェブサイトで一部機能(入出金)が利用できない事態が発生していました。
SBI証券をおすすめできる人
SBI証券は下記のような方に向いています。
- 株式取引手数料を安く抑えたい方
- 投資をしながらTポイントを貯めたい方
- IPO投資を検討している方
- 少額から株取引や投資信託の購入を行いたい方
- スマホアプリで株の取引をしたい方
ネットでの取引に抵抗がなければ、総合的にみてSBI証券はおすすめです。
そもそもなぜ資産運用が必要なのか?
老後資金や教育資金を確保すること
目的は人それぞれですが、預金のみでは目的達成は極めて困難な時代となっています。
終身雇用終了のお知らせや年金受給額の減少など、特に老後資金への備えは早いほど良いです。
口座開設でスタートラインに立ったあとは、どのような商品に投資するかや資産運用の出口戦略についても考えてみましょう。
運用方法については、積立NISAとiDeCoはどちらがおすすめ?をご参照ください。
また、サラリーマンの方は、出口戦略として以下の記事をご参照ください。
サラリーマン(会社員)は将来年金がいくら貰えるのか?老後に備える前に知っておきたい年金受給額
まとめ
SBI証券は、SBIホールディングス株式会社の100%子会社であるネット証券会社です。
初心者の方にもおすすめできます。
最後に、SBI証券のメリット・デメリットのまとめです。
SBI証券のメリット
- 手数料が安くお得に取引ができる
- 夜間取引もできる
- IPO取扱銘柄数No.1
- 取引ごとや投資信託の保有額に応じてTポイントが貯まる
SBI証券のデメリット
- ネット上でのやり取りとなる
- セキュリティ面に不安を感じる
- メンテナンスが頻回
セキュリティに関しては、SBI証券に限らずネット証券であれば不安を感じるかも知れません。
メンテナンスが頻回にあることについては、今後のシステム改善に期待したいです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
コメント