ドルコスト平均法の罠!若い人ほど投資のタイミングを分けないほうが良い理由

資産運用

投資において安い時に買い、高く売るのは利益を生むうえで大切です。

ですが、投資する時間を分散することで、価格変動が大きくなるのを抑える方法があります。

それがお馴染みのドルコスト平均法です。

しかし、若い人ほどドルコスト平均法に縛られすぎてはいけません。

なぜなら、タイミングを分けて投資することは機会損失にも繋がるからです。

では、どのような投資方法が良いのでしょうか。

本日は、ドルコスト平均法も考慮しつつ、おすすめしたい投資タイミングについてご紹介します。

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額、かつ時間を分散して定期的に買い続ける方法です。

この方法により、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。

すると、基準価格や株価が上下する場面でも、平均的な推移で積み立てていくことが可能となります。

注意点としては、ドルコスト平均法を採用するからといって損失を防げるわけではないということです。

最終的に大きく暴落した状態のままでは意味がありません。

含み益を出すためには、選ぶ商品が今後も右肩上がりでなければならないのです。

ぱんだ
ぱんだ

価格の平準化がドルコスト平均法のメリットですね!

機会損失という考え方

もしも、ある程度まとまったお金があるならば、それを貯金して寝かせておくのはもったいないです。

お金を早期から働かせなければ、長期的なリターンを得る機会を失ってしまいます。

よって、余裕資金ができれば投資していくスタイルを貫くことをおすすめしたいです。

ただ、どこまでが余裕資金として投資に回せるかは人それぞれです。

まずは生活防衛資金を知る必要があります。

ふに
ふに

生活防衛資金とは、収入が一時的に途絶えても何とか生活できるくらいの資金を意味します。

投資できるお金はいくらかまずは確認

生活防衛資金がいくら必要かで投資に回せるお金は決まります。

ざっくりとした目安は、半年~1年分の生活費+将来3年以内に必要な大きな出費は確保しておきましょう。

ここでの大きな出費とは、結婚式費用、車の買い替え費用、住宅ローンの頭金といったものです。

別記事にも生活防衛資金についてまとめています。

以下をご参照ください。

投資タイミングの最適解

今積み立て中の方も、これから投資を始める方どちらにも言えるのが、タイミング狙っても仕方ないということです。

では、どのような投資スタイルが望ましいのか。

私なりに考える最適解を、2つの考え方にまとめてご紹介したいと思います。

ただ、条件として投資先は、低コストかつ将来性の高い商品であることが前提です。

おすすめの商品はのちほどご説明します。

メインはNISA口座でドルコスト平均法

まず、投資の中心にするのはインデックスファンドでドルコスト平均法による積み立てです。

あれ、さっきと言ってることが違う!

と思われているかもしれませんが、そんなことはありません。

ここで大事なのは、最低限毎月積み立てる額を決めておくことにあります。

それをNISA口座で運用することで、自ずと月々の積み立て金額が決まります。

イメージとしては、最低限の投資プラス一括投資というハイブリッド型です。

この運用により、資産割合が大きく崩されることをある程度防げます。

追加資金が確保でき次第投資

そして、その決められた月々以上の金額をまとまったお金があればすぐに運用しましょう。

一気にまとまった額を投資するのを不安に感じるかもしれません。

このような不安を持つ方は、もしかしたら今の投資金額は大きすぎると感じているのかもしれません。

前述した、余裕資金としての運用額を今一度見直すべきです。

そうすることで、リスク資産が大きな損失を生んだ場合に耐えられなくなることを防ぐことが出来ます。

安い時を狙うことや、タイミングを分ける状態よりも、リスク資産を放置できる状態を早く作ることを優先しましょう。

リバランスに囚われない

購入した投資商品は年に一度くらいは見直しをするべきです。

では定期的なメンテナンスや調整方法はどのようにするべきでしょうか。

2つの視点を参考に、リバランスについて触れていきます。

定期的に行わない

リバランスは年に1回や半年に1回で十分です。

値動きで日々、一喜一憂しないためにもほぼ放置の考え方でいきましょう。

そのリバランスするタイミングでさえ適切なタイミングとは限りません。

確認の際には、コア・サテライト2パターンの資産がどれくらい増減しているか

比率を整え、買い向かいましょう。

売りではなく買いで調整

では、リバランスはどのようにすればよいか。

1つは資産を整えるために、売らないことです。

もし比率を調整したいなら、割合が低くなったほうを買い増しし、バランスを整えましょう。

精神的にも売り買いすることのストレスが少なくなるはずです。

ふに
ふに

買い増すための資金が無い場合はほったらかすくらいの距離感が大事です。

取り崩すタイミングを考えておく

高い時に売りたいですが、実際はそう上手くはいきません。

短期投資で目先の利益を得るより、時間をかえて資産を増やすことをおすすめします。

15年や20年以上を想定した長期の資産運用であれば、お金が必要なタイミングで少しずつ取り崩しましょう。

取り崩しの金額については別の記事にまとめています。

こちらをご参照ください。

まとめ

本記事のまとめは以下の通りです。

  • ドルコスト平均法は有用な投資手法の一つ
  • ただし、時間分散は機会損失となる可能性あり
  • 毎月つみたてつつ、まとまったお金ができたら追加をおすすめ

まとまったお金とは、例えばボーナスや副収入で得たお金です。

ただ、まとまったお金を全額投資ではなく、何割かは貯金しましょう。

暴落時に追加投資できるくらいの種銭は残しておきたいです。

本記事の内容は以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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