投資で損をしないために!投資と投機の違いや投資商品の選び方を解説

資産運用

「投資は危ない、損をする」というイメージを持っている人は多いです。

私も昔は同様のイメージを持っていました。

しかし、それは投資ではなく「投機」と勘違いしている場合があります。

もちろん、投資にもリスクはあり、必ず損をしないとは言い切れません。

投資は、投資対象や手法、期間を間違わなければ、年率平均7%前後のリターンも十分狙えます。

(商品や期間については別の記事でまとめていますのでご参照ください。)

今回は投機と投資の違いについて、解説していきます。

ふに
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そして、投資初心者はどのような投資商品を選ぶべきかもお伝えします。

損をする可能性が高い「投機」とは?

投機とは、勝つための根拠や裏付けが無く、儲かるかどうかはほとんど運で決まります。

勝つ人がいれば、必ず負ける人がいるということですね。

よって、ゼロサムゲームとも呼ばれます。

ゼロサムとは「合計が0」という意味です。

以上から、お金を増やす・守るための確実性がありません。

ふに
ふに

投機では一生勝ち続けられる保証が無いことが分かります。

投機の具体例

投機の具体例を以下に紹介します。

  • 宝くじ・競馬・競艇:購入者のお金を集めて、順位づけをおこない再分配している
  • 麻雀・パチンコ:何時間勝負しても、参加者の合計収支は0のまま

基本的には、購入者や参加者同士でお金のやり取りをしているに過ぎません。

競馬、競艇、宝くじなどは、主催者も参加者として含めることになります。

主催者は勝つことが決まっているので、参加者が勝つ確率はさらに低くなります。

ゼロサムゲームにおいて、連続で勝ち続けるのが、いかに難しいか言うまでもありません。

資産運用で重要な「投資」の考え方

投資は、上述したゼロサムゲームとは性質が異なります。

市場に投資する場合、そこには経済成長の裏付けがあります。

市場が成長することにより参加者全体が経済成長の恩恵を受け、資産も増えます。

よって、投資の性質は、プラスサムゲーム(参加者全員に利益がでる)になり得ます。

ぱんだ
ぱんだ

誰もが勝てるって素晴らしい!

資産運用を成功させる3つのポイント

投機と投資の違いが分かったところで、具体例なポイントを以下に挙げます。

  • 投資信託・ETFを長期保有する
  • なかでも、全世界株式や米国株式の指数に連動した商品を選ぶ
  • 手法はドルコスト平均法

このポイントを抑えるだけで、初心者でも指数に連動した投資ではプラスサムゲームは可能です。

それでは詳しくみていきましょう。

投資信託・ETFを長期保有する

最近では、お手頃のコストで、魅力的な投資対象が投資信託でも増えてきました。

だからこそ、長期保有により、複利の効果を狙いましょう。

少額からでも積立により、将来的には大きな資産となっているでしょう。

ただし問題は、いつ取り崩しを行うのか?

出口戦略について考えておく必要があります。

出口戦略に関する記事は、以下をご参照ください。

全世界株式や米国株式の指数に連動した商品を選ぶ

世界に投資する理由としては、世界の人口が増加すれば 世界経済が発展します。

世界経済が発展すれば、 各国の企業は成長し 全世界の株式市場の価値は高まります。

このように、投資には経済成長の恩恵が受けられます。

また、米国株価指数の1つであるS&P500をみると、過去140年ほどの歴史を振り返ると右肩上がりで推移しています。

もちろん、大暴落する年もありますが、15年以上保有することで大暴落も乗り切り、ほぼ100%に近い確率でプラスとなっています。

ちなみに、投資の神様として知られるウォーレン・バフェット氏は、自分が死んだら資産の90%をS&P500に投資するよう妻に説明しています。

関連する記事は以下をご参照ください。

手法はドルコスト平均法

「購入する投資信託が決まったけど、いつ買えばいいかわからない。」

できるだけ安く買いたいから、下がるまで様子見…

こんなことをしていては、いつまでたっても資産形成が始まりません。

なので、最高のタイミングで購入するのはあきらめて、市場の平均を狙いましょう。

これがドルコスト平均法の考え方です。

方法はシンプルで、毎月決まった日に、定額で買い付けるだけ。

この方法で時間分散が図れ、時間の経過により安くも高くもない値段で購入することができます。

大損を回避でき、程よい利益が得られるのがメリットです。

投資信託選びにおける注意点

成長性はあるか?

全世界や米国株式を例に挙げましたが、連動する指数は投資商品によって異なります。

過去のチャートから指数の中でも、右肩上がりか、そうでないかがわかります。

  • どの投資対象においても注目したいのが、今後の成長に期待できるか?
  • 過去のチャートは右肩上がりか?

この点を押さえておきましょう。

低コストの商品を選ぼう

取引手数料や信託報酬にかかるコストは、もちろん低いほうが良いです。

信託報酬の目安としては、0.1%以下のものを選びましょう。

ちなみに、全世界株式指数に連動する投資信託では、実質コストが0.1%ちょいです。

このコストは長期的に運用するほど、じわじわ効いてきます。

まとめ

本記事の内容は以下の通りです。

  • 投機:ゼロサムゲーム誰かが得をすれば、他に損をしている人がいる。
  • 投資:資産運用経済成長が続く限り、全員が得をする可能性が高い。
  • 投資商品として、初心者におすすめなのは優良な投資信託やETF

ちなみに、投資信託についてもう少し詳しく知りたい方は、

投資信託のキホンを徹底解説!をご参照ください。

今後、2022年には高校家庭科で投資を学ぶ時代が来ると言われています。

これまでになかった金融教育により、経済計画や金融商品の選択、資産形成の方法を知ることができる環境になるのは若い世代にとってかなりのプラスだと思います。

私自身も早くこのことに気づければ、積み立ての恩恵を受けていたかもしれません。

しかし、預金だけでもお金が増えていた時代もあることを考えると、情報収集を怠らず、自身の年齢やその時代に合った資産形成・運用を行っていきたいですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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