宝くじは損をする?私が宝くじを買わなくなった理由

節約術

一攫千金を夢見て、宝くじに希望を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1等で〇億円、2等、3等でも数千万円といった賞金で、実際に当選した方もおられるのは事実です。

しかし、宝くじの還元率がどのくらいで、高額当選の確率がどの程度か、皆さんご存じでしょうか。

「買わなければ当たらないのが宝くじ」

確かにその通りですが、買っても貧乏くじとなる可能性が高い理由について解説していきます。

宝くじの概要

宝くじには、ジャンボ宝くじ等の普通くじ、削ったその場であたりが分かるスクラッチ、自分で数字を選び当選を狙うロトやナンバーズといった多くの種類があります。

宝くじの購入方法は、売り場で買うほか、公式サイトや金融機関の販売サイトでも購入できるようになっているようです。

また、宝くじ購入によりポイントが貯まり、次の購入でポイントを使用できるようになっています。

宝くじは、販売総額のうち、賞金や経費などを除いた約40%が収益金として、発売元の全国都道府県及び20指定都市へ納められ、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われています。

宝くじの仕組み

発売元と受託銀行等の関係

宝くじを発売できるのは、宝くじの法律「当せん金付証票法」(昭和23年施行)に定められた全国都道府県と20指定都市、つまり地方自治体です。

この地方自治体が、総務大臣の許可を得て発売元となり、発売等の事務を銀行等に委託しています。
発売等の事務を受託した銀行等では、上図のように、宝くじ券の図柄選定、印刷、売り場への配送、広報宣伝、売りさばき、抽せん、当せん番号の発表、当せん金の支払いなどを行います。

宝くじの還元率を調べると…

収益金の使い道と社会貢献広報
宝くじ公式サイトより出典

宝くじは、国への寄付といった側面もあります。

お金を増やしたいと夢を見て購入する方は、ここに注意が必要です。

上のグラフを見てみましょう。

当選金として扱われる金額は46.5%と、全体の半分以下であることが分かります。

つまり、宝くじは胴元が勝つ仕組みとなっており、夢が現実となる可能性の極めて低い商品であると捉えるべきです。

割高と言われても仕方が無い理由

前述した還元率46.5%を、再分配という視点で考えてみましょう。

まず、3000円分の宝くじを購入したとすると、46.5%の還元率を計算し、1400円程度の再分配といった結果になりました。

自身が支払った額よりも半分以下の金額で再分配スタート

ぱんだ
ぱんだ

実際に計算してみるとより、損している実感がわいてきますね…

この仕組みは言い換えれば、53.5%の手数料が掛かっているということです。

もし、このような投資信託やETFが売っているとしても、まず誰も買いません。

ギャンブルとしての要素

そして、1等が当たる確率は2000万分の1、一等の前後賞は1000万分の1といわれています。

0.0000001%って、もはや当たる気がしない確率ですね。

では、その他のギャンブルと呼ばれるものと比較するとどうでしょう?

パチンコを例としてあげてみました。

パチンコの大当り確率は1/300とします。(https://www.sankyo-fever.jp/beginner/qa/p_05.php)

すると、4等(5万円相当)でも、1/10000ですから、ギャンブルよりも当たる要素の少ない商品と言えるかもしれません。

宝くじでは無く、積み立てNISAで確実な資産運用を!

宝くじはいわば、外れが大多数を占めるくじ引き

一攫千金とはいきませんが、資産運用でこつこつ積み立てるのが、結局は最善の道といえます。

まさに、「急がば回れ」です。

もちろん、適切な投資商品を選ぶことが前提ですが、愚直に積み立てることで将来的に大きなリターンが期待できます。

手持ち資金を時間をかけながら育てることで、収穫が期待できる

資産運用はそんなイメージです。

資産運用を始めようと考えている方、どのような商品が良いか知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

まとめ

以前は、宝くじを購入し夢を見ていた時期もありました。

ふに
ふに

「買わないと当たらないけど、買っても当たらない」

しかし、こうした理由から、宝くじを買うことが無くなりました。

もう一つの理由は、資産運用を始めた結果、お金が増える実感が得られているため宝くじは不要と思えたことです。

もちろんお金が増える実感があるのは資産運用だけでは無く、無駄な支出を減らしているからとも言えます。

「宝くじは割に合わないくじ引き」

宝くじを通して、社会貢献もしたい方に対しては何も言いませんが、純粋にお金を増やしたい方は、別の選択肢もあるにではないでしょうか。

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