元三菱サラリーマンから高配当・増配株投資法による資産形成について学ぶ

資産運用

以前から気になっていた「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」を読了しました。

著者は元三菱サラリーマンで、30歳でセミリタイアされています。

中小企業に勤めるサラリーマンの現在30歳代の私ですが、

これからの資産形成に活かしたいと思える内容ばかりでした。

決して仕事が嫌で辞めたいわけではありませんが、もっと「自由な生き方や選択肢を増やしたい」という考えは著者と共通しています。

今回は、本書で参考になった点をできるだけ簡潔に解説します。

経済的自由達成後の目標はあるか

セミリタイアをすることが目標になってはいけません。

その先に夢や目標があれば、経済的自由を目指す意義は増し、人生の原動力に繋がります。

「セミリタイア後に暇を持て余す」「張り合いがない」状態にならないよう自分が何を目標とするかまずは考えてみましょう。

「仕事を辞めたら人間ダメになる」は本質ではありません。

仕事の代わりになる生きがいや目標を持つことで、何かに挑戦する刺激的な人生になるのではないでしょうか。

高配当・連続増配株投資は資産形成として有力

まず、配当金のメリットは以下が挙げられます。

  • 定期的な不労所得として手間がかからない
  • 積み上げによる再現性が高い
  • 不労所得の可視化になり、経済的自由の達成度合いを把握可能
  • 出口戦略を考える必要性が生じない(定期的に利確状態)
  • 時間をかけるほど、相場局面に関わらずモチベーション維持になる

下落局面においては、配当金自体が「買い増しする原資」となります。

つまり、株価が上がれば資産額が増えて嬉しいですし、

株価が下がれば安く買えるので嬉しい

といった面があり、心理的にも長期投資に向いています。

それ以外にもいくつかメリットを挙げられていますが、今回は割愛します。

著者の支出最適化15選からさらに厳選すると…

当たり前ですが、収入>支出が成り立たなければ、お金は増えません。

著者が編み出した支出最適化15選の中から、

実践可能(実践している)内容を私的にさらに厳選しました。

  1. ペットボトル飲料ではなく水筒持参
  2. 書籍は図書館利用(新刊予約)
  3. 会社の飲み会は必要最低限
  4. 株主優待の活用
  5. 散髪はセルフカットか1000円カット
  6. スマホは格安SIM
  7. コンビニは利用しない
  8. 支払いは現金でなくクレカで
  9. 保険に入らない

この中で3.8.9は徹底していないので個人的に反省です。

特に保険は見直したいです。

米国株を特徴づける連続増配と株主還元

著者は投資先として米国株をお勧めしています。

お勧めされている理由は以下の2つです。

  1. 長期的な増配に裏付けられた長期にわたる成長
  2. 株主還元に対する積極的な姿勢

米国企業には長期にわたり増配実績を持つ企業が多く存在します。

そして日本とは対照的に、短期的に企業が減益となっても減配に至らないケースがみられ、配当に対する姿勢が明確なようです。

お金自動発生マシンを組み立てる前に

まずはネット証券で口座開設することが前提です。

証券会社は以下の3社がお勧めされています。

  • SBI証券:為替手数料と自動積立サービスが強み
  • 楽天証券:楽天経済圏におけるポイント活用に強み
  • マネックス証券:取り扱い銘柄がダントツ

私はSBI証券で口座開設しています。

SBI証券は個別銘柄の取り扱いが1869銘柄に対し、マネックス証券は3259銘柄と圧倒的な差に驚きました。

著者はメインをSBI、他の2社はサブとして使い分けているようです。

お金自動発生マシンとして簡単なのは米国ETF

ETFとはExchange Traded Fundの略で、上場投資信託とも呼ばれます。

ETF最大の魅力は低コストで分散投資できる

これに尽きます。

ETFは市場に広く分散して投資するものです。

よって未来の明るい国であろう米国のETFが人気です。

実際に候補となる米国ETFは以下の通りです。( )内は会社名

  • VYM(バンガード):金融セクターが多い。
  • HDV(ブラックロック):エネルギーセクターが多い。
  • SPYD(ステートストリート):不動産セクターが多い。

VYMは運用期間が長く、比較的安定しています。

近い将来の配当は最大化しにくいのがデメリットです。

HDVは財務良好銘柄が主体です。しかし、銘柄やセクター比率にはやや偏りがあります。

運用期間はVYMとSPYDの中間です。

SPYDは配当が最も多いですが、運用期間が短くコロナの影響で大きく下落しています。

私はVYMとSPYDをコロナショック後から保有し始めました。

そして今後も買い増しする予定です。

本書では自動発生マシン強化のために個別株購入について紹介しているページがあります。

内容は中級者向けだったので、また次の機会にまとめます。

少しでも生活を豊かにしたい30歳共働き夫婦の場合

最後に、私が考えている資産形成についてです。

共働きであるため、毎年100万円は貯金以外に回せる資金があると考え、一般NISA口座を開設しました。

2020年から始めたので、8年間でおよそ870万円のNISA枠を活用できる計算なります。

仮に配当利回り4.5%とすると、8年後には年間36万円、月々で3万円の配当金が得られます。

しかし、これだと30歳代後半でも、まだお小遣い程度です。

よって、さらに資産形成を加速させるために支出の最適化を図り、入金力を増やす予定です。

今回の記事は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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