かのウォーレン・バフェット氏もおすすめするS&P500指数への投資。
S&P500指数に連動する商品で、初心者でも少額から投資しやすいのは投資信託と言えるでしょう。
ただ、数多の商品があるなかで、どの商品が良いか判断すれば良いでしょうか。
たとえば、投資信託を購入し、長期保有を前提とするなら、手数料は安く抑えるのに越したことはありません。
ひと昔前と比較し、現在は低コストの商品が増えてきました。
それ以外にも、投資信託を選ぶうえで知っておきたい情報があります。
本日は、SBI証券で購入可能な投資信託を対象に、おすすめの商品をご紹介します。
それでは、よろしくお願いします。
米国株価指数S&P500とは?
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型の株価指数。
時価総額加重平均とは、
対象とする組入銘柄の時価総額の合計を、基準日の時価総額の合計で割ったものです。
時価総額加重平均の計算式
時価総額加重平均=組入銘柄の時価総額合計÷基準日の時価総額合計
S&P 500指数は世界的にも有名で、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されています。
本指数は、アメリカ合衆国企業の株価指数であることを示しています。
アメリカを代表する指数として認識すればOK
なぜS&P500に連動する商品が選ばれるのか?
投資の神様として有名な、ウォーレン・バフェット氏が推奨するS&P500指数
推奨される理由の一つに、長期的なパフォーマンスにあります。
過去20年間の年平均利回りは6~7%です。
仮に20年前に100万円を投資し、放置していた場合、現時点で約320万円となる計算です。
長期的にみて、かなり良い数字であることが分かります。
アメリカの大企業は現状、世界経済をけん引していると言っても過言ではありません。
今後もアメリカ企業の成長に期待できると考えるなら、S&P500は最良の選択肢となります。
S&P500指数の上位構成銘柄
現時点での上位10の構成銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 割合 | |
1 | Apple | 6.021 |
2 | Microsoft | 5.459 |
3 | Amazon | 4.100 |
4 | 1.924 | |
5 | Alphabet | 1.889 |
6 | Alphabet | 1.837 |
7 | Tesla | 1.592 |
8 | Berkshire hathaway | 1.454 |
9 | JPMorgan Chase | 1.394 |
10 | Johnson & Johnson | 1.296 |
10銘柄中、上位7銘柄はハイテク企業となっています。
アップル、マイクロソフト、アマゾンといったアメリカを代表する大企業が名を連ねていますね。
SBI証券で購入可能なおすすめ投資信託
投資信託が優良か判断する基準は2つです。
1つは低コストであること。
もう1つは純資産総額が多いことです。
この基準を満たした商品は次の2つです。
それぞれ、概要を確認していきましょう。
eMAXIS slim 米国株式(S&P500)
「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、主として対象のインデックスに採用されている米国の株式に投資を行います。
信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行います。
- 運用会社:三菱UFJ国際投信
- 純資産総額:6796.80億円
- 設定日:2018.07.03
- 手数料:なし
- 信託報酬:0.0968%
- 信託財産留保額:なし
1年の年率リターンは36.38%です。
SBI・V・S&P500
「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
- 運用会社:SBIアセットマネジメント
- 純資産総額:3324.65億円
- 設定日:2019.09.26
- 手数料:なし
- 信託報酬:0.0938%
- 信託財産留保額:なし
1年の年率リターンは36.11%です。
おすすめする理由
業界最低水準の低コスト
S&P500指数をベンチマークにした投資信託は他社からも出されています。
しかし、投資先がほぼ同じなら、長期的に考えて、信託報酬が最も安いほうが良いに決まっています。
その他の投資信託の信託報酬で言えば、
大和アセットマネジメントが運用する、iFree S&P500インデックスでは0.248%となっています。
eMAXIS slim米国株式やSBI・V・S&P500が、いかに低コストかが分かりますね。
純資産総額が多い
2つの投資信託は純資産総額が多いです。
つまり人気がある、安心して投資できることを意味します。
純資産総額が多いとメリットとなるのが以下の3点です。
- 経費率を抑えられる
- 銘柄の入れ替えが行われやすい
- 繰り上げ償還されにくい
では、どれくらい純資産総額があればよいのでしょうか?
目安としては、100億円以上と言われています。
運用状況が良好なファンドは、資金流出が少なく、純資産総額が右肩上がりに増えているのが特徴です。
どちらか選ぶとすれば…
それでは、eMAXIS slim米国株式(S&P500)とSBI・V・S&P500どちらを選ぶべきでしょうか?
どちらもおすすめですが、強いて言うなら、 eMAXIS slim米国株式(S&P500)です。
SBI・V・S&P500は、投資信託の販売金額ランキングで1位が続いており、積み立て設定件数も1位です。
ですが、それはSBI証券に限った話であり、実際の資金流出入額は eMAXIS slim米国株式(S&P500) が圧倒しています。
運用期間や基準価格からみても、分があると言えるでしょう。
まとめ
運用利回りが悪い場合でも、コストは支払い続けなければならないため、長期的に運用するなら、低コスト商品を選ぶべきです。
また、純資産総額が増加していないということは、投資額が少ない=不人気といえます。
純資産額が少ないと最悪の場合、繰上償還といって強制的に解約となる可能性があります。
以上を踏まえ、eMAXISSlim米国株式(S&P500)やSBI・V・S&P500をオススメします。
そして、どちらか一方を選べと言われれば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)をおすすめします。
本記事の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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