NASDAQ次世代50に投資したいけど、実際に投資すべきなのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそもNASDAQ次世代50とはどのような投資対象なのか?
また、投資信託として選ぶなら「iFree NEXT NASDAQ次世代50」が代表的ですが、投資対象として選ぶべきなのか?
本記事では、このような疑問にお答えします。
これから投資するべきかお悩みの方の参考になれば幸いです。
NASDAQ次世代50指数とは
NASDAQ次世代50指数とは、今後NASDAQ100指数に入る可能性がある成長銘柄で算出された指数です。
つまり、将来有望の成長企業の寄せ集めというわけです。
業種としては、コンピュータ・ハードウェア、電気通信、バイオテクノロジーなどが多数含まれています。
ちなみに、NASDAQ100指数は金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄で算出されています。
まさに、選ばれし100の企業の寄せ集めですね。
もちろんNASDAQ次世代50も、金融銘柄を除く50の企業が選出されています。
iFree NEXT NASDAQ次世代50の概要
NASDAQ次世代50指数に投資するなら、代表的なのは 「iFree NEXT NASDAQ次世代50」です。
この商品は、日本の証券会社で購入可能な投資信託です。
ベンチマーク指数は「NASDAQ Q-50指数」です。
コスト・純資産総額
信託報酬や純資産総額は以下の通りです。
純資産総額 | 26.51億円 |
信託報酬 | 0.495% |
1年騰落率 | +0.85% |
純資産総額に関しては、まだまだこれからといった感じです。
コストとしては許容範囲内です。
騰落率に関しては、まだ設定日から運用されて浅いので、1年までの結果となっています。
設定来からのチャート
基準価格の推移は以下の通りとなります。
設定来からの基準価格推移は、ほぼ横ばいです。
直近での大幅な下落も影響しています。
組入れ上位10銘柄
現時点での上位10銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 業種 | 比率 |
VICTORYSHARES NASDAQ NEXT 50 | ー | 9.5% |
Harp Issuer PLC | ー | 3.1% |
OLD DOMINION FREIGHT LINE | 資本財 | 3.0% |
TRADE DESK INC/THE -CLASS A | 情報技術 | 2.9% |
MONGODB INC | 情報技術 | 2.6% |
ASTRAZENECA PLC-SPONS ADR | ヘルスケア | 2.6% |
ZEBRA TECHNOLOGIES CORP-CL A | 情報技術 | 2.3% |
COSTAR GROUP INC | 資本財 | 2.3% |
ON SEMICONDUCTOR CORP | 情報技術 | 2.2% |
ETSY INC | 一般消費財 | 2.0% |
どのような銘柄が含まれているのかも紹介します。
例えば4位につけている、ザ・トレードディスク
この企業は、広告代理店にプラットフォームを提供し、広告会社を技術的に支援しています。
また、エッツィはハンドメイド商品などに特化した、電子商取引サイトを運営する会社です。
業種から分かるように、情報技術や通信業の割合が多くを占めています。
NASDAQ100と次世代50の比較
それでは、NASDAQ100と次世代50では、どちらのパフォーマンスが優れているでしょうか。
騰落率として、iFree NEXT NASDAQ100と比較してみましょう。
NASDAQ100 | NASDAQ50 | |
6か月騰落率 | +8.19% | -3.02% |
1年騰落率 | +31.47% | +0.85% |
比較した結果は歴然です。
やはり、NASDAQ次世代50のデメリットとして、中小企業の影響が出ています。
成長企業で、業績が良いと価格が上昇する反面、下落するとどうしても大幅な下げとなりがちです。
よって、大暴落時にはNASDAQ100以上の下落も考える必要があります。
NASDAQ次世代50に投資すべき人
NASDAQ50に投資すべきなのは、次のような人です。
- 今後ハイテク企業が市場を牽引し続けると考える人
- NASDAQ100以外にも、成長が期待できる企業に投資したい人
- グロース株の保有比率が少ない人
このようにハイテク企業やグロース株の要素を取り入れたい人にとっては魅力的な選択肢となります。
これから投資を始める方でNASDAQ50に投資するなら、SBI証券や楽天証券で口座開設することをおすすめします。
投資すべきでない人
対して、投資すべきでないのはこんな人です。
- すでにNASDAQ100に投資している人
- バランスよく分散投資したい人
そもそも金融セクターは除かれているため、やはり業種の偏りがあるのは否めません。
資産クラスの分散が気になる方は、本記事ではバリュー株ETFなども紹介していますので、よろしければ過去の記事もご覧ください。
まとめ
本記事のまとめです。
- 直近のパフォーマンスはNASDAQ100に劣る
- 業種の偏りが大きく、中小企業中心なのは難点
- 下落時には大ダメージの可能性あり
- 今後もハイテクに期待するなら検討の余地あり
検証の結果、個人的にはNASDAQ100で十分かなと感じています。
ちなみに私は、レバレッジNASDAQ100を保有中です。
本記事の内容は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
なお、投資は自己責任でお願いします。
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