株式や債券、投資信託など投資対象は様々です。
そんな中、証券口座開設後、何に投資すればよいかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長期インデックス投資で小額から投資したいなら投資信託が有力候補です。
そして、数ある投資信託のなかでもどれか一つと聞かれたら、迷わずおすすめしたいのがeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。
それでは、どこがおすすめなのかをさらっとご紹介します。
投資信託とは
投資信託は、ファンドとも呼ばれます。
投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、得られた利益を投資家に分配する商品です。
投資信託は銀行や証券会社で購入できます。
このような性質から、投資初心者が手軽に投資できる商品として人気です。
注意すべきは、運用を任せる代わりに手数料が発生する点です。
手数料は大きく分けて、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額の3つがあります。
eMAXIS Slimシリーズについて
eMAXIS Slimシリーズ の魅力は、圧倒的な低コストである点です。
前述した3つの手数料のうち、販売手数料と信託財産留保額は不要です。
販売手数料が無料である商品を、ノーロード商品とも呼びます。
ちなみに、 eMAXIS Slimシリーズ以外にも手数料が割高な、 eMAXISシリーズがあるので、間違えないように気を付けましょう。
同シリーズには、様々な投資対象のラインナップがありますので、理想の投資先を見つけてみるのもありです。
S&P500指数とは
次に、米国株価指数 S&P500とはどのようなものか紹介します。
S&P500はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスという会社が算出しています。
米国企業の代表的な500銘柄で構成されている指数となっています。
簡単に言うと、日経平均株価のアメリカ版ですね。
S&P500指数連動する商品に投資することで、米国市場の時価総額が大きい有名企業に分散して投資可能となります。
上位構成銘柄
それでは、どのような企業で構成されているのでしょうか?
ここでは上位10銘柄をご紹介します。
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾン
- フェイスブック
- アルファベットA
- アルファベットC
- テスラ
- バークシャーハサウェイ
- JPモルガン
- ジョンソン&ジョンソン
アルファベットはグーグルの親会社です。
経済を牽引し続けるGAFAMを筆頭に、大企業が名を連ねます。
バークシャーハサウェイはウォーレンバフェット氏の会社です。
そして、JPモルガンは世界有数の総合金融サービス会社となります。
米国株式の過去と将来性
S&P500のみならず、米国株式自体に注目が集まっています。
なぜ、これほどまでに注目を集め人気なのでしょうか。
その理由の一つが、右肩上がりで指数が上昇し続けているためです。
S&P500の過去10年間のチャートを見てみましょう。
2011年から現在に至るまで右肩上がりであることが分かります。
このチャートでは読み取れませんが、2008年のリーマンショックや直近のコロナショックも乗り越えていることがわかります。
また、米国FRBが決定する政策金利など、
現在も米国中心に金融市場が動いているのは揺るぎない事実であり、今後もその展開が続くことが予想されます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実際
ここまでで、投資信託が初心者向きで、S&P500指数を投資対象にすべき理由を紹介しました。
では、S&P500を対象とした投資信託が複数ある中で、なぜeMAXIS Slim米国株式(S&P500) を選ぶべきなのか説明します。
業界最低水準のコスト
まず、購入時手数料と信託財産留保額が必要ありません。
加えて、信託報酬が最低水準であることがメリットです。
信託報酬:年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)以内
他会社の投資信託で、低コスト商品が出た際、それに合わせてコストの引き下げを行った経緯があります。
また、Slimシリーズ内でも最低水準となっています。
参考までに、信託報酬が年率0.6%~1%とった商品も数多く存在します。
ノーロード商品は増えていますが、ここまで低コストの商品は日本では貴重ですね!
十分な純資産総額
純資産総額は7,105.62億円です。
これは、世間の投資家からおよそ7105億円を集めていることを意味します。
つまり、それだけ人気が高いということですね。
純資産総額が高いと、ファンド運用側が余裕を持った資金繰りが可能となります。
利益にも影響するので、これだけ人気だと安心です。
設定来右肩上がり
2018年7月から運用されています。
設定来チャートは、もちろん右肩上がりです。
詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS (emaxis.jp)
まずはNISA口座で運用
これから資産運用を始めるのであれば、必ず行いたいのはNISA口座の開設です。
月3万円までなら何とか投資できるという方は、積み立てNISAがベストです。
利益の20%も税金で引かれるのは馬鹿になりません。
100万円の利益なら、20万円はひかれると思うと悲しいですよね…
ということで、非課税で運用できる状態で、投資を始めましょう。
ネット証券で開設するなら、SBI証券か楽天証券がおすすめです。
私自身はどちらも証券口座を開設しています。
まとめ
- 投資信託はファンドに任せるため、専門的知識は不要
- 業界最低水準の低コスト
- インデックス投資信託で人気の商品
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は以上の理由からおすすめです。
勉強してから投資するのでは、機会損失となってしまいます。
まずは、王道の投資信託で資産運用しながら、オリジナルのポートフォリオや個別株に挑戦するといった流れが良いのではないかと個人的には考えます。
本記事の内容は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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