子育ての悩みを解決するヒントになるおすすめ本!【子供が賢く育つたった1つのコツ】

ライフプラン

どのように子供と接していけばよいか、コミュニケーションや距離感など発達段階に応じて関わることが大切であることは想像がつきます。

しかし、子供が生まれたと同時に、子育て1年生である私たちにとって、こんな時どうすればいいんだろうと悩むこともあるはずです。

私自身も悩みがありました…

そこで今回、幼児教育のノウハウが詰まった、「子供が賢く育つたった1つのコツ」を読んで特におすすめしたい内容をお伝えしたいと思います。

子供の伸びに差がつくある秘密

この本では、子供にとって「親が自分をどう見ているか」がその子の成長と発達にかなり影響を及ぼすと解説されています。

  • 具体例
  • お母さん:子供の身の回りのお世話を献身的にする
  • ⇒子供:まだまだ赤ちゃんのままでいいんだ…と頑張らなくなる
  • お母さん:「お兄ちゃんは頑張って歩こうね」と声をかける
  • ⇒子供:「僕は頑張る子なんだ」と育つ

知らないうちに親がつくっていたわが子像(自己イメージ)通りに子供が育つ

この、子供が持つ自己イメージを筆者は「他己意識」と呼んでいます。※造語です。

他己意識について

幼児は大人のように自己分析をするのが困難です。

よって、周りの大人の子供への捉え方が、そのまま子供の自己イメージになるとのことです。

本書のタイトルにもある、たった1つのコツとは他己意識を上手に活かすことなのです。

しかし、他己意識を活かすには具体的にどうすればよいのでしょうか?

その疑問に対し、この本では36の視点で実践的な内容をまとめています。

中でも、私自身の考えを改めるきっかけになった2つの視点をお伝えします。

叱るを通して考えられる子に育てる

怒ると叱るは違います。

  • 怒る:いけないことをした時、感情的に静止したり禁止する行為
  • 叱る:物事の概念や価値観を伝える行為

怒るだけでは「怒られて不快な思いをした」と受け止められるだけで何回も同じことを繰り返してしまいます。

お店の通路を走る子供に、走ってはダメと言うお母さんはいても、本当に子供を追いかけているお母さんはどれくらいいるでしょうか?

きっと根底には「何度言ってもこの子は私の言うことも聞かないから」という、子供の他己意識に繋がるお母さんの思いがあるからです。すると子供もそのイメージ通りになってしまいます。

「子供が賢く育つたった1つのコツ」より引用

「叱る」は、威圧的な態度は控え、なぜ叱られているのか考えさせる。

実際に子供に体験(危ない体験)させることができればより効果は高いようです。

また、発達段階によって言葉かけを変えることも勧められています。

叱る際に、子供を部屋の隅に連れていき、親が壁を背にして子供が壁を向くようにすることで、より集中して親の話を聞いてもらえるというコツも知ることができました。

きょうだいゲンカはどう対応するか?

我が家で多いのはおもちゃの取り合いです。

下の子が上の子のおもちゃを欲しがるとき、「貸してあげたら?」と助言すると子供の考える力は育たないそうです。

「きっと○○ちゃんはお兄ちゃんが楽しく遊んでるのを見て、やりたくなっちゃったのよ。」

「○○ちゃんは、まだこんな遊び思いつかないものね。」

著者は、このように上の子の他己意識を上げる例を紹介されています。

童話の「北風と太陽」も例として挙げられており、太陽のようなアプローチで子供の他己意識を上げる話は目から鱗でした。

著者の言葉とまとめ

幼少期は、将来にわたる人格形成の基礎をつくる大事な時期。本書が二度と来ない幼児期の子育てを後悔することのないように、そして子育てに悩みを抱えているお母さんお父さんに少しでも役立つものになれば著者としてこんなにうれしいことはありません。

「子供が賢く育つたった1つのコツ」プロローグより引用

私が紹介した2つの項目以外にも良い親子関係を構築するノウハウが沢山詰まっています。

私は現在子育て4年生です。

この本を読む前は、「これまで親にこのように言われていたから」と経験則に頼ることが多く、漠然とした不安や子供に接する際の最適解はあるのか?と疑問に思っていました。

しかし、本を読み終えると具体的な接し方のイメージが沸き、自信にも繋がりました。

幼児期の子育てに関しては、間違いなく指針の1つとなります。

いい親子関係を築くことで子育ても楽になる

完璧な子育てなどあり得ませんが、後悔しない子育ては実践できそうです。

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