2016年から、電力会社が自由に選べるようになりました。
それにともない、電力会社を比較し、安いプランに乗り換えることで節約できるようになっています。
普段何気なく使っている電気ですが、どこの電力会社から供給されているか知っていますか?
そして、どこの電力会社がお得なのかを知り、具体的な乗り換えのステップを踏むことで光熱費の大幅な削減に繋がります。

でも、手続きが大変なのでは?

実は、申し込みや手続き自体はそんなに難しくありません。
今回は、電力の乗り換えるためのステップと、実際どれくらい節約になるかを解説します。
そもそも電力会社乗り換え後、停電などで困らないの?
どの電力会社と契約していても、電気自体はその地域の送電線を通って送られてきます。
その際、すべての電力会社の電気は入り混じって届けられます。
そして、送電線を管理するいままでの電力会社には、今後も電力が安定するように管理する義務があります。
このため、「特定の会社の電気だけが停電してしまう」といった心配がありません。

選んだ会社によって、電気の安定に違いは出ないしくみになっています。
乗り換え先の電力会社は信頼できるのか?
まず、電気を販売するためには、供給能力に関する経済産業省の審査を受け、小売電気事業者として登録される必要があります。
エネチェンジで申し込める電力会社は、すべてこの審査を通過しているので安心です。
万が一新しく切り替えた電力会社が、何らかの理由により電気を供給できなくなった場合でも、消費者保護の観点からすぐに電気が使えなくなることはありません。

経済産業省の審査を通過した会社だから安心!
電力会社乗り換えまでの流れ

電力会社乗り換えの手続きは大変なのでは?
と考えられている方に朗報です。
まず、契約中の電力会社に解約手続きは必要ありません。
乗り換え先の会社にネットで申し込めば、ながくても1-2か月で乗り換え可能です。
電力会社の乗り換えについては以下3ステップを踏みましょう!
毎月の電気使用量を確認
最初のステップは、現在の電力会社で毎月いくらかかっているか確認をします。
確認方法は、検針票や電力会社のウェブサイトで調べてみましょう。
最近では、検針票のWEB化が進んでいます。
毎月メールで送られている場合もあるので、見ておきましょう。
料金プラン等が分からなければ、電話で問い合わせるのも一つの手段です。
各社の料金プランを比較
毎月の電気使用料金が確認できたなら、次に確認するのは各社の料金プランです。
ここでは、各社の料金プランを一括で比較できるサイトを利用します。
以下のサイトでざっくり比較してみてください。
電気代見直しNo.1サイト「エネチェンジ」 / 電気とガスのかんたん比較 (enechange.jp)
比較のために、世帯人数や日中・夜間の生活状況といった情報を入力します。

詳細な設定ができるので、かなり精度の高い比較シミュレーターと言えますね。
割安料金プランに申し込み
エネチェンジで各電力会社を比較すると、乗り換え候補がお得な順にでてきます。
比較したなかで、「ここの電力会社がいい!」と思えたらさっそく申し込みましょう。
その際は前述した通り、契約中の会社に解約届は不要です。
申し込み後に、新規電力会社からメールや契約書類が送られてきて、供給が開始されます。
また、エネチェンジ限定特典として、ギフト券やキャッシュバックが実施される会社もあります。
あわせて確認してみましょう。
おすすめの電力会社と料金プラン
おすすめの電力会社はその時々で変わります。
(期間限定特典なども考慮するため)
ここでは2021年6月時点で、おすすめの電力会社とプランをピックアップしました。
ただし、一日を通していつのタイミングでより多くの電力を使うのかや、世帯人数などでもお得度は変わります。
そのため、あくまで参考程度にご覧ください。

それでは、トップ3までご紹介します。
「スマ電」ごっそり!夜得ホームプラン
「スマ電」は、アイ・グリッド・ソリューションズが提供する電気のブランドです。
東京都千代田区に本社を置く同社は、大学の屋上やテーマパークの駐車場で太陽光発電を運営したり、震災後の電力ひっ迫時に日本初のデマンドレスポンスに参加するなど、先進的な取り組みを行っています。
法人への電気の供給は、一般家庭20万世帯相当の実績があります。
「ごっそり!夜得ホームプラン」
平日の夜22時から翌朝8時までと土日祝日の終日に使用した分の電力量料金が割安に設定されているプランです。
- この時間帯に家事などをすることが多い家庭
- 平日は夜遅くの帰宅で休日は家でゆっくり過ごすことが多い方におすすめ
「エルピオ」使った分だけSプラン
株式会社エルピオは、千葉県市川市に本社を置くLPガス会社です。
設立は1965年で、千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県を拠点に16営業所を構え、約7万世帯へガスの供給を行っています。
電力自由化で「エルピオでんき」というブランド名で電力自由化に参入しています。
電力販売は初めてですが、50年にわたるLPガス販売の経験とノウハウを活かし、電気を販売します。
供給エリアは東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州電力管内です。
「使った分だけSプラン」
ガス会社が販売する電気としてはめずらしく、ガスとセットにしていなくてもお得な料金で利用できます。
- 基本料金が0円のプラン
- 電力量料金の単価が変わらないため、電気使用量を気にせず電気を使える
「シン・エナジー」【昼】生活フィットプラン
シン・エナジー(旧:洸陽電機)は、地熱・太陽光・バイオマスなどの電源開発やエネルギーマネジメントシステム(EMS)「EnergyEyes」の開発など、幅広いエネルギー事業を手がけています。
すでに工場や学校など約1,500の法人に電力供給の実績があります。
供給エリアは、東北・関東・北陸・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄です。
「【昼】生活フィットプラン」
9時から18時まで平日昼間の時間帯の料金が大変割安に設定されています。
- 昼にたくさん電気を利用する方におすすめのプラン
- 毎月抽選で電気代が割引になる「福引」(個人契約限定)や、毎月たまるJALマイルも魅力
実際にシミュレーションしてみた結果

私の場合、エネチェンジの比較シミュレーションを利用した結果、40社候補が見つかりました。
もっともお得なプランが、初年度の電気代およそ38,000円ほどの節約となりました。
そして、その内訳のなかにはエネチェンジ特典として、11,000円のギフト券がもらえます。
電気代のみでも毎年27,000円の光熱費を節約できます。
これが毎年積み重なれば、結構な節約になりますね。
ただし、特典の適用条件には、期間による縛りなどがあるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- 電力会社乗り換えで、かんたん節約
- 乗り換えによる、解約手続きは不要
- 乗り換えの目安は1-2か月
- エネチェンジなら、特典やキャンペーンでお得
- 紹介したプランは、すべて解約金や違約金が発生しない
固定費の削減は長期的にみると、効果絶大です。
保険と同様、今すぐ見直しや比較によるプラン変更・乗り換えをおすすめします。
ちなみに、保険の見直しは以下の記事をご参照ください。
本記事の内容は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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